年齢と共に髪が言う事を聞いてくれないといった経験が増えますね。
20代の頃はなんとかドライヤーの熱やスタイリング剤で乗り切れていましたが、
徐々に髪質自体がコシとハリを失い、気付いたら乾燥と傷みの激しい髪になってしまっていたり。
髪のダメージは1日や2日位ではなかなか改善出来ません。
ダメージヘアの原因は加齢によるものとは限りません。
髪がやせて抜け毛が増えたと感じたら要注意です。
毎日のケアは髪の内側と外側からのアプローチが大切。
正しいケアで髪にコシとハリ、そして自信も取り戻しましょう。
髪のコシ・ハリの意味
簡単にコシやハリと髪の状態を示す言葉として使っていますが、
ニュアンスだけで本当の意味はあまり理解されていない場合もあるようです。
髪のコシとは「弾力」を表しています。
しなやかで健康な髪は少々引っ張った位では抜けませんね。
髪内部の栄養の充実と外側のキューティクルの状態が良くなければ弾力は守れません。
ハリは「強度」を表します。
切れ毛になりやすい状態はハリが失われていると言えますね。
髪やせの原因とは
髪がコシとハリを失いやせてしまう原因は、ドライヤーなどの
外側からの刺激と血行不良など内側からの影響が考えられます。
ダメージヘアの修復にいくらケア剤を整えても、
食事や生活習慣が乱れているとなかなか改善はされません。
まずは髪やせの直接的な原因を見直してみましょう。
■熱による乾燥
ドライヤーの使い過ぎは髪内部の組織にまでダメージを与えてしまいます。
髪表面を守るキューティクルも剥がれやすくなり適切な水分も保てなくなります。
シャンプー時も熱いお湯で洗うと頭皮の乾燥に繋がりますから、注意したいですね。
頭皮へのダメージは抜け毛や薄毛の原因となってしまいます。
■環境からの刺激
紫外線は肌同様に髪にも良くありません。
キューティクルを刺激して弱くするので、直射日光を長時間浴びるのは避けたいですね。
帽子や日傘、髪につけても大丈夫なUVスプレーを活用しましょう。
髪型をいつも結んだ状態にしている方も注意が必要です。
いつも同じ方向に髪を束ねていると、頭皮が引っ張られて髪の成長を妨げてしまいます。
きつく結ぶのは避け、帰宅したらほどくなどをして頭皮に休息を与えると良いですね。
■生活習慣
髪の栄養は基本的な生活が規則正しく行われていると毛先まで行き届きます。
食事はバランス良く、たっぷりと睡眠時間を確保したいですね。
■血行不良
髪に限らず身体の栄養は血液によって運ばれています。
血行不良が続くと冷えだけに留まらず、様々なトラブルにつながることも。
特に髪は頭皮から得る栄養が全てですから、髪の先まで健康にするには血流を良くするのが不可欠です。
美髪へのアプローチは内側と外側の両方からが効果的
ダメージヘアの原因は様々ですが、加齢による女性ホルモンの減少も挙げられます。
足りない物は補ってあげれば健康も美しさもキープできますから、日々のケアを続けていきたいですね。
■外側からのアプローチ
外側からはヘアケアの見直しが大切です。
ダメージの原因を取り除き、髪や地肌に優しいケアを心掛けましょう。
シャンプーは髪の成分と同じアミノ酸系がオススメです。
泡を利用して優しく洗い、地肌は指の腹を使ってマッサージするように洗うと血行促進効果に繋がります。
髪内部のダメージに効果があるトリートメント、髪表面のキューティクルを
保護するコンディショナーも続けて使い、タオルドライ後は濡れた髪を放置せずにドライヤーで乾かしましょう。
濡れた髪はとてもデリケートな状態である上、頭皮に水分をいつまでも残していると雑菌が繁殖する元となります。
ドライヤーは20cm以上離して使い、一か所に集中しないようにしましょう。
髪の根元から毛先へと流すように乾かすと、キューティクルを傷めにくくなります。
■内側からのアプローチ
身体の内側からは頭皮環境を整えるようにしましょう。
まずは栄養を補い、髪自体を強くしたいですね。
髪の強さ(=ハリ)を取り戻すには栄養を届ける血行を良くし、
血行促進のために生活習慣も見直してみましょう。
偏りのないバランスの良い食事はとても大切です。
身体を冷やさないように注意をし、健康的な汗をかけると良いですね。
バスタイムでゆっくり温まって、リラックスするのもオススメです。
睡眠中は成長ホルモンが活発になります。
髪の毛も例外ではなく、睡眠時間をたっぷり確保すると
髪の成長の助けとなりますから、規則正しい生活を習慣づけましょう。
いくつになってもコシとハリのある美しい髪を保ちたいもの。
髪の傷みは見た目年齢をグッと上げてしまいます。毎日のケアを続けてくださいね。