今夜からさっそくドライヤーの冷風機能を使いこなすために、今回は具体的な使い方について説明していきます。
1.タオルで水気をとる
びしょ濡れの髪にいきなりドライヤーをあてるのはNG!
ドライヤーを使う時間が長引いてヘアダメージにつながってしまいます。
まずはタオルを使って髪の水分を取り除く「タオルドライ」で全体の約7割の水分を拭き取りましょう。
【やり方】
・濡れ髪を軽く絞り、バスルームでできるだけ水気を落とします。
・まずは頭皮や髪の根元部分のタオルドライから行います。
タオルで頭全体を包み、その上から指先で優しく頭皮をマッサージするようにして水分をふき取りましょう。
・根元部分の水分がある程度とれたら、次に毛先です。
毛先をタオルで挟み、とんとんと軽く叩くようにして水分を取り除きましょう。
2.洗い流さないトリートメントをつける
ドライヤーの刺激から髪を守るため、洗い流さないトリートメントやヘアオイルを髪になじませましょう。
【やり方】
適量を手のひらに取り出したら、髪の中間部分から毛先を中心に優しくもみこむようにしてなじませます。
使うヘアケア剤にもよりますが、ドライヤーの前につけておくことで、
・ドライヤーの熱から髪を守り乾燥を防ぐ
・髪に保湿成分や栄養分を与えて手触りを良くする
・傷んだ髪の修復をする
といった効果があります。
3.温風モードで全体の8割を乾かす
ドライヤーの温風モードで髪の約8割を乾かしていきます。
熱のダメージを少しでも軽減するために以下の点に注意しましょう。
時間は5~10分が目安
ドライヤーの使用時間はできるだけ早く済ませることがポイント。
温風を使う目安はショートヘア、ミディアムヘアの方なら5分、ロングヘアの方なら10分を目安にしましょう。
頭皮や髪の根元の生乾きに注意
頭皮に近い髪の根元は雑菌が繁殖しやすいので生乾きにならないようしっかりと乾かします。
髪や頭皮に水分が残っていると雑菌が繁殖しやすくなり、頭皮トラブルやニオイの原因になってしまいます。
・キューティクルを整えながら乾かす、斜め45度の角度で風をあてる
・ドライヤーを揺らしながら乾かす
髪の毛が熱くなりすぎないよう、ドライヤーは20㎝以上離して使う
熱が一部分にだけ集中しないよう、ドライヤーを揺らしながら乾かしましょう。
同一方向からではなくいろいろな方向から風をあてるように意識してみてください。
4.残りの2割は冷風モードで乾かす
全体の8割ほど温風で乾かしたら、残りの2割は冷風モードを使って仕上げていきます。
以下のように、冷風のあて方によって仕上がりに違いがあるので好みに合わせてやってみてくださいね。
ストレートに仕上げたい場合
髪の毛を引っ張るようにして冷風をあてます。
ゆるい内巻きに仕上げたい場合
指で毛先を内側に軽くねじるようにしながら冷風をあてます。
ボリュームダウンさせたい場合
髪を手で押さえながら上方向から冷風をあてます。
ボリュームアップさせたい場合
最初に髪の根元を乾かすとき、普段の分け目よりも左側から温風をあてて、仕上げに冷風をあてます。
その後で、今度は普段の分け目よりも右側から温風をあてて、仕上げに冷風で固めます。
その後で好みの分け目にスタイリングしましょう。
冷風だけで乾かすのはNG!ゴワつきやパサつきの原因になる
ドライヤーの熱ダメージを避けたいからといって最初から最後まで冷風のみで乾かすのは良くありません。
冷風だけで乾かすと髪の毛がゴワゴワ、パサパサになってしまいます。
温風と冷風の両方を使って手早く髪を乾かすのがベストです。
ドライヤーの温風と冷風を使いこなしてうるツヤ美髪になろう
なんとなく濡れ髪を乾かすために使っていたドライヤーでも、
温風と冷風の両方を使うことでヘアケア効果をぐっと高めることができるのです。
ほとんど使ったことのなかった冷風モード、今夜のお風呂上りからさっそく取り入れてみてくださいね!